アメリカンドッグとフレンチドッグの違いを比較！太るのかについても解説！
ホットスナックの定番であるアメリカンドッグについて、また、その類似品であるフレンチドッグとの違いについてご存知でしょうか？
フレンチドッグのユニークな特徴と、アメリカンドッグとの違いを明確に解説します。
Contents
アメリカンドッグは小麦粉で包む
アメリカンドッグは、ソーセージや魚肉ソーセージを串に刺し、小麦粉やホットケーキミックスを使った衣で包み、油で揚げて作られます。
コンビニ、スーパー、高速道路のサービスエリアなどで一般的に見られるスナックです。
外側はサクサク、内側はフワフワな味わいが、子供から大人まで幅広く愛されています。
名前はアメリカンですが、実はアメリカには存在せず、類似品としてコーンドッグがあります。
コーンドッグは小麦粉ではなく、主にトウモロコシ粉を使用しています。
フレンチドッグとは食べ方や材料が違う
フレンチドッグはアメリカンドッグに似ていますが、食べ方や材料に違いがあります。
アメリカンドッグを食べる際にケチャップやマスタードを使うのに対し、フレンチドッグはグラニュー糖や砂糖をまぶして食べます。
甘いホットケーキミックスを使い、砂糖との相性を考慮しています。
内部のソーセージは魚肉ソーセージで、甘みと塩味のバランスが絶妙です。
フレンチドッグは北海道で人気
日本では特に北海道の道東地方で、フレンチドッグが楽しめます。
北海道は日本一のビート生産地で、ビートは砂糖の主要原料です。
砂糖が容易に手に入ることと、道東地方の漁業の盛んさがフレンチドッグの人気の理由の一つです。
北海道では「アメリカンドッグ」のことを「フレンチドッグ」と呼びます🐮
そして道東地域などでは、砂糖（グラニュー糖）をかけて食べます🍀#北海道腹ペコTwitter会#北海道愛のTwitter会#北海道孤高のTwitter会 pic.twitter.com/21I78vizU5— スペシャルウィーク 北海道総大将 (@spechan212) January 16, 2022
フレンチドッグはおやつ風の味わい
アメリカンドッグはケチャップやマスタードの使用から、一般的な軽食とされています。
一方、フレンチドッグは砂糖をまぶし甘みを強調しており、おやつのような味わいが特徴です。
北海道の道東地方では、このB級グルメがコンビニやスーパーで見られるので、訪問時にはぜひ試してみてください。
アメリカにはアメリカンドッグが存在しない
多くのアメリカ旅行経験者は、「アメリカンドッグ」をアメリカで見たことがないと言います。
実際、アメリカの映画でも登場しません。
この食べ物の起源は、一体どこにあるのでしょうか？
元はコーンドッグ
調査によると、アメリカには「アメリカンドッグ」は実在しないようです。
しかし、類似の「コーンドッグ」があります。
これはウインナーソーセージにコーンミールで作った生地をまとわせ、油で揚げて作るものです。
コーンブレッドが好きな人にとっては、コーンドッグの方が魅力的かもしれません。
しかし、日本ではトウモロコシを使用したパンは一般的ではなく、小麦粉を使ったパンの方が馴染みが深いです。
そのため小麦粉を使ったレシピが、日本で一般的になりました。
その結果、「アメリカンドッグ」という名前で呼ばれるようになったのです。
実際には「ジャパニーズドッグ」と呼ぶのが適切かもしれません。
「アメリカンドッグ」は和製英語！
日本で親しまれている「アメリカンドッグ」は、アメリカでは「コーンドッグ」として知られています。
たとえ「American dog!」とはっきり発音しても、アメリカでは通じないのは、それが和製英語だからです。
アメリカで「コーンドッグ」と呼ばれる理由は、ソーセージを覆う衣にトウモロコシ粉（コーンミール）が使用されるため。
日本で「アメリカンドッグ」と呼ばれるものは、このコーンドッグを模して、小麦粉やホットケーキミックスを使った衣で作られています。
しかし、「アメリカンドッグ」という言葉は奇妙な和製英語で、直訳すると「アメリカの犬」となります。
なぜ「ドッグ（犬）」なのか？
「コーンドッグ」と「アメリカンドッグ」。
なぜ、これらに「ドッグ（犬）」という名前が付いているのでしょうか？
和製英語の「アメリカンドッグ」は「アメリカの犬」となり、「コーンドッグ」は「トウモロコシの犬」という意味です。
これは確かに不思議です。
両者の違いは、先に述べたように衣の材料ですが、共通しているのは中のソーセージ。
この「ドッグ（犬）」という言葉は、実はソーセージを指しています。
ソーセージの起源はドイツで、ドイツ人が連れていたダックスフンドと細長いソーセージを結び付け、「ドッグ」という呼称が生まれたとされています。
細長い体型のダックスフンドとソーセージを比較したことで、「ドッグ」という名前がついた理由が理解できますね。
アメリカンドッグは高カロリーで太りやすい
アメリカンドッグは、串に刺したソーセージを衣で包み油で揚げた料理です。
日本では、この衣にホットケーキミックスを使うのが一般的。
ソーセージのジューシーさと衣のボリューム感、そしてケチャップやマスタードの酸味が相まって、非常に食欲を刺激します。
しかし、脂質が多いソーセージに衣をつけ油で揚げるため、カロリーと糖質が高くなります。
ダイエット中の方には、あまり適していない食品です。
1本あたりカロリーは約365kcal
1本（102g）のアメリカンドッグには、約365kcalが含まれます。
フランクフルト自体のカロリーが197kcal、ホットケーキミックスの衣と揚げ油が加わることで高カロリーに。
ケチャップや、マスタードのカロリーは含まれていません。
ケチャップ1大さじ（16g）は19kcal、マスタード1大さじ（18g）は31kcalです。
炭水化物の含有量は約17g
アメリカンドッグ1本には約17.12gの炭水化物が含まれ、そのうち糖質は16.8gです。
これにはケチャップや、マスタードは含まれていません。
ケチャップ大さじ1杯の炭水化物は4.38g（糖質4.09g）、マスタード大さじ1杯の炭水化物は2.36g（糖質2.36g）。
炭水化物は糖質と食物繊維の合計を指し、過剰な摂取は体内で中性脂肪として、蓄積される恐れがあります。
糖質量を他の食品との比較
アメリカンドッグの糖質量を、他の一般的な食品と比較してみましょう。
ホットドッグと鶏の唐揚げ（皮付きもも肉使用）との比較では、アメリカンドッグの糖質量は比較的少なめ。
しかし鶏の唐揚げは、さらにカロリーと糖質が低いことがわかります。
・アメリカンドッグ（1本・102g）：カロリー365kcal | 炭水化物17.12g | 糖質16.8g
・ホットドッグ（1個・157g）：カロリー414kcal | 炭水化物39.58g | 糖質38.01g
・鶏の唐揚げ（中サイズ3個・104.5g）：カロリー303kcal | 炭水化物3.92g | 糖質3.87g
アメリカンドッグの糖質量が、非常に高いわけではありません。
しかしアメリカンドッグは、ダイエット中や糖質制限をしている場合には、間食として控えめにするべきでしょう。
アメリカンドッグとフランクフルトの違い
日本の祭りやイベントでは、アメリカンドッグとフランクフルトがよく目に付きますよね。
アメリカンドッグは、ソーセージを衣で包み揚げたスナックのことです。
対照的にフランクフルトは、豚肉を使用した少し太めのソーセージを指します。
多くの場合これらは、食べやすいように串に刺されて提供されます。
この二つの食べ物は、衣の有無やソーセージのサイズという点で異なります。
日本ではどちらも人気のあるスナックで、ケチャップやマスタードを添えて食べることや串で提供されることから、しばしば混同されることがあります。
アメリカンドッグはアメリカ生まれ、フランクフルトはドイツが起源で、それぞれ異なる背景があります。
アメリカンドッグは、コーンドッグが原型となっているスナックであり、フランクフルトはドイツの伝統的なソーセージに由来します。
どちらも手軽に楽しめるため、祭りやイベントでの人気は高いです。
また、家庭でも簡単に作れるため、スナックとしてもおすすめできます。
