パティシエの給料って平均でいくらぐらい?高いか安いか暴露します

2018年1月2日

こんにちは、パティシエのエミ~です ^^

子供たちが憧れる職業として、最近人気が出てきているのが「パティシエ」ですね。

とても華やかな職業のように思われることも多いのですが、実際は・・・かなりハードです!そして、大変な仕事のわりに給料は結構安いんです(泣)

では、どうして私がパティシエになろうと思ったのか、実際の給料はどれぐらいなのかといったことも含めて、今回はパティシエ事情をいろいろと暴露します!!

 

給料の平均はいくらぐらい?

職場によって多少変わってきますが、平均で基本月収は15~20万円ぐらいになります。

私が働いていた職場の初任給は高卒で16万円、大卒で17万5千円です。

普通の企業や銀行といったところに就職した友達が多かったのですが、そういうところの初任給は平均20万円以上なので、それと比べると断然低いです。

理想や憧れと現実との差を思い知りました。

 

でも私の職場は株式会社で、その他の福利厚生はそれなりにきちんとしていたのでまだ良かったです。

が・・・朝から晩まで汗水流して仕事をしても、同じ時間、またはそれよりも短時間の勤務で自分より多くの給料をもらっている友達を見ると、なんだか切なく感じる時ももちろんありました・・・。

職種が違うので比べてはいけませんが、話を聞くたびにこう感じてしまうのです。

 

労働時間

パティシエという仕事は、はっきりいって肉体労働です!

朝は早いし、繁忙期には夜遅くまで残ることが当たり前です。

クリスマスやバレンタインのイベントなどがある繁忙期は5時間以上の残業も普通でした。

一日中立ちっぱなしの仕事で、時期にもよりますが1日10時間以上働いています。

私が働いていたところは朝の7時から仕事が始まり、定時は16時でした。

 

でも残業せずにすんなり帰れるのは、夏の暑くてあまりケーキが売れない時期だけです。

仕事が早く終わったとしてもすぐには帰れません。

その後に個人の技術のレベルアップの為に居残りして、クリームの絞り方や飴で花などの細工を作るといったデコレーションの練習をしていました。

 

休日

時期によって多少変動しますが、休日は月8日です。

リフレッシュ休暇も1年に1度取れましたし、昇給もありましたよ。

残業代もきっちりつけてくれました。

一応ボーナスもありましたが、周りは給料2~3か月分という友達が多い中、私は平均して0. 5か月分・・・(泣)。

でもこれは、もらえるだけ有難いと自分に言い聞かせていました。

やはりボーナスも、一般的な企業や銀行などと比べてしまってはダメだなと思います。

 

先輩のパティシエから聞いた話ですが、個人で経営している小さな洋菓子店なんかはボーナスなんてもらえないそうです。

そしてサービス残業も多い。

ボーナスももらえて、休みもきちんと取れるという私がいた環境は贅沢な方だったということです。

 

パティシエのやりがい

あまり良いとは言えない待遇の中で、パティシエという仕事を続けられたのには、ズバリやりがいがあったからです!

ハードな仕事であっても、お菓子作りという自分がやりたいことができて私にとっては最高の職場でした。

製菓学校も出ていないし、専門的な知識も技術もなく飛び込んだ世界でしたが、学ぶことが多くて本当に面白い仕事です。

砂糖や卵の性質、チョコレートやクリームの扱い方、フルーツの切り方などなど・・・。

お菓子作りの本には載っていないたくさんのことを先輩から教わりました。

 

そして、お店で自分が作ったケーキを喜んで選んでくれるお客様の顔を見ると、何とも誇らしい気持ちになって辛さも忘れてしまうんですよね ^^

仕事が忙しくて疲れてしまった時は、この気持ちを思い出すためにお客様の様子を見に行くことも結構ありました!

どんなに辛くてもパティシエの仕事がしたい!という強い気持ちがあれば、たとえ体力的に辛くても給料が安くても、長く続けていけるんじゃないかと私は思います。

 

働ける場所

私の経験から、ここまでは株式会社という規模の洋菓子店のお話をしてきました。他にもパティシエとして働ける場所は色々とあります。

 

・洋菓子店

・ホテル(レストランでのデザートや、宴会・パーティーでのデザート製造)

・結婚式場(デザートやウエディングケーキの製造)

・カフェ

・菓子メーカー(商品の開発)

 

大まかにこんな感じでしょうか。職場の規模は、企業経営なのか個人経営なのかによって変わってきます。

そして、職場によって作るものも少しずつ違ってきます。もしパティシエを目指すのなら、これは事前に調べておいた方がいいですよ。

ケーキ屋さんと呼ばれるお店だと、誰もが思い浮かべるようなのはショートケーキやチーズケーキ、シュークリームやプリンなど様々なものがありますね。種類が豊富です。

コンセプトやターゲットの客層もそれぞれなので、一言でケーキ屋さんと言ってもお店によっても作るものの雰囲気やデザインは変わってきます。

 

ホテルなどでは、ちょっとおしゃれでスタイリッシュなケーキが多いと思いませんか?

高級な場所であれば、その場所にあったデザインや味のものが作られます。

結婚式場やカフェであれば、ケーキを作るだけでなくお皿に盛り付けをするところまでが仕事になります。

 

もちろん働く場所によって給料も変わります。

私はひとつの洋菓子店でしか働いていないので、他の職場のことは詳しくは分かりません。

私の後輩でホテルのケーキ部門に転職をした友達がいたので、そこから聞いた話になりますが・・・ホテルでの給料は、それまでの製菓店でもらっていた額よりも多かったそうです!

具体的な金額まではさすがに聞けませんでしたが、私よりは多そうな口ぶりでしたね。

仕事の内容は、以前ほど大変ではないとも言っていました。ホテルに転職して良かったみたいです。

 

同じ洋菓子業界とはいえ、給料や待遇も職場によって様々ですね・・・。これはパティシエに限ったことではありませんが。

 

いかがでしょうか?

私の体験談や聞いたお話を暴露しちゃいました。

華やかな仕事だと思われることが多いパティシエですが、実際の仕事の内容はかなりハードです。

ただ、この仕事に就きたい!多くの人をケーキで喜ばせたい!という強い意志がある人であればやりがいのある、とってもいい仕事です。

興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください!

※この記事は「エミ~」さんが書きました。




パティシエ

Posted by ちたま