ハイエースは何キロまで乗れる?耐久性や壊れない理由について解説!
壊れない車で有名なハイエース。
その耐久性は有名ですが、実際には何万キロぐらいまで走るのでしょうか?
耐久性の理由などについて調べてみました。
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ハイエースは100万キロまで走れる
結論から言えば、ハイエースは100万km以上も走行できる信頼性の高い車です。
この事実は、ハイエースの生みの親であるトヨタ自動車の岩田氏による言葉から得られていますので、確かな情報です。
この信頼性の背後には、ハイエースが商用車としての基本を忘れずに持ち続けていることがあります。
ハイエースはスタイリッシュで高機能な車に進化し続けていますが、その本質は商用車であり、稼ぐための道具であるという考え方です。
稼働率の高さと、故障が少ないことが非常に重要です。
ハイエースは壊れにくく、整備性も考慮されています。
故障しても早期に修理できることが大切です。
このコンセプトが現行のハイエースに反映されているのです。
日本では一般的には車両は比較的新しいものに代替されることが多いですが、海外ではハイエースは違った価値観が存在します。
海外ではハイエースはタクシーのように長寿命で、100万km以上、130〜150万kmの走行距離を持つ200系ハイエースは珍しいことではありません。
この信頼性と耐久性が、ハイエースの海外での成功に寄与しています。
ハイエースバンの寿命は40万キロ以上
ハイエースバンの寿命は何万kmなのか?
そして200系ハイエースのエンジンについて、詳しく調査しました。
調査の結果、どのエンジンも40万km以上での故障率は、10%未満であることがわかりました。
しかし、これを寿命と言い切るのは難しい結論です。
40万km以上の走行をするハイエースは数が極めて少ないため、日本国内では滅多に見かけないことが原因です。
さらにエンジンの故障原因は、ほとんどが使用状況に依存しており、適切なメンテナンスが行われていればエンジンの故障リスクは低いと言えます。
つまり日本国内でのハイエースの使用においては、寿命という概念はあまり意味がないかもしれません。
しかし海外では、ハイエースバンは特に発展途上国で非常に人気があります。
その人気の理由は、ハイエースバンが非常に耐久性があり、適切なメンテナンスが行われればエンジンがほとんど壊れない車であることです。
この調査でもわかったように、20万km以上走行したハイエースは国内で中古車として再販されることは少なく、ほとんどが海外に輸出されています。
発展途上国では、20万kmや30万kmで車を廃車することはほとんどなく、エンジンが寿命を迎えないことが一般的です。
特に丁寧に扱えばハイエースバンは、数百万kmを走行することも珍しくありません。
そのため、国内で「値段がつかない」とされた20万km以上走行したハイエースバンは、実際には買取業者や廃車業者を通じて国内オークションで輸出業者によって再販されていることが現実です。
ハイエースの耐久性が高い背後には、それには理由があり、その結果、ハイエースは長い間一定の人気を維持しています。
成熟した設計の堅牢ボディ
ハイエースは非常に長いモデルサイクルを持ち、1つのモデルが数十年にわたって使用されることがあります。
そのため、ボディの設計は耐久性を重視して行われ、保証期間を超える十分な耐久性が確保されています。
ハイエースは最新の車と比較すると重く、設計が古いと言えますが、その結果、構造が比較的単純で耐久性が高まります。
燃費や軽量性などの利点は少ないかもしれませんが、商業用途を考えた実用性に焦点が当てられており、耐久性には特に力が入れられています。
ハイエースの高い耐久性は、基本設計の堅牢さが大きな要因です。
古典的な技術で耐久性がある
ハイエースには2つのディーゼルエンジンと、2つのガソリンエンジンが用意されています。
どのエンジンもトヨタの古典的なエンジンであり、それが高い耐久性をもたらしています。
最新のエンジンはパフォーマンスや燃費、環境への配慮において優れていますが、新技術の導入に伴いエンジンの耐久性は低下する傾向があります。
古典的なエンジンは改良が積み重ねられ、耐久性が向上しています。
そのため、古典的なエンジンは信頼性が高く、長期間にわたって使用されることがあります。
また、新しいエンジンには電子制御が必要な部品が増えており、これも耐久性を低下させる要因の一つです。
電子部品は細かい制御が可能ですが、一定の走行距離を超えると故障のリスクが高まります。
エンジンの振動が原因での故障も多いです。
一方、古典的なエンジンには電子制御の部品が少なく、アナログな部品が多いため故障率が低く、信頼性が高いエンジンと言えます。
燃費や性能においては新しいエンジンに劣るかもしれませんが、耐久性が求められるハイエースのような車には適しており、長期間の使用が可能です。
マイチェンでエンジンが変更された
2017年11月22日に、ハイエースはマイナーチェンジが行われ、エンジンラインナップが一新されました。
ディーゼルエンジンは新型の2.8L 1GD-FTVディーゼルエンジンに統一され、2つから1つに減少しました。
このエンジンは最新のクリーンディーゼル技術を採用しており、環境への配慮がなされています。
耐久性についてはまだ評価が必要ですが、トヨタのディーゼルエンジンの信頼性から期待されています。
シンプルな構造が耐久性を高める
ハイエースの技術は、車体やエンジンの両方において比較的基本的な構造を採用しており、最新のテクノロジーよりもシンプルです。
近年の車は複雑さが増し、機能が追加されていますが、同時に耐久性が低下する可能性もあります。
ハイエースの単純な構造は、長期間の使用に適しており、耐久性が向上しています。
最近は車の電動化が進み、ハイブリッドカーも増えていますが、これらはバッテリーの劣化や複雑なシステムによる故障のリスクが高まります。
ハイエースは依然としてエンジンのみを採用しており、信頼性において優れています。
一見、古い技術やシステムを持つように思えますが、それが故障の少ない堅牢な構造をもたらし、どんな厳しい条件でも耐久性を発揮するメリットとなっています。
ディーゼル車のバンは耐久性は高い
ハイエースやバンに関して、年式に対する走行距離の多さは、ほとんどが業務用という事情によるものです。
これらの車両は非常に頑丈で、壊れにくいとされています。
ハイエースの真価が発揮されるのは、通常10万キロ以上の走行からであり、特にディーゼル車の耐久性は大型貨物車からも明白です。
私自身、3台目の自家用ハイエースを所有しており、前の2台は30万キロ以上走行しました。
50万キロ以上も走行した会社のハイエースは、従業員が自家用として使用しています。
取引先のハイエースでも、20万~30万キロ以上の走行距離が一般的です。
上記の記述はすべてディーゼル車に関するものですが、個人で使用する場合は問題ありません。
ただし家族での使用の場合、ディーゼルエンジンの特有の音に慣れない場合もあり、現行型ではエンジン音が比較的静かになったと言われています。
高年式で走行距離の少ない中古車は、自家用に購入されたものでも、ディーゼルエンジンの音に馴染めないために手放されることもあります。
ハイエースに限らず、どの車でも定期的なメンテナンスを行えば、20万キロ以上でも問題なく走行できます。
特にハイエースは商用バンとして使用されることが一般的で、毎日の移動距離が多いです。
年次車検を受けることから、メンテナンスがしっかり行われているため、過走行車両が多いのです。
同じ条件でプロボックスなどの商用バンも、10万キロ以上走行した車が多いです。
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