大統領専用機エアフォースワンの性能は?飛行機としての値段はいくら?
いよいよトランプ大統領が来日しますね。間違えなく今の世界の中心人物の一人なので、今まで以上に注目が集まります。
そんな中、アメリカ大統領が日本へ訪問するたびにニュースで聞く言葉「エアフォースワン」。聞いたことありますよね?
なんかカッコイイ響きじゃないですか。これは「アメリカ大統領専用航空機」という意味なんですね。
ちなみに同機を舞台にした映画「エアフォースワン」や、ナイキのシューズ「エアフォース1」もあります。う~ん、でも僕は3つともよく知りません。
で、気になるのがその性能。アメリカ大統領専用機となれば、そりゃミサイルの1つや2つぐらい打てるでしょ?って思いましたが、どうやらそれはないようです。
という訳で、ちょっと調べてみました。
エアフォースワン
・別名「空飛ぶホワイトハウス」
・1週間以上の飛行が可能
・あらゆる防御装置を搭載
・お値段は1機2000億円超。金利手数料はジャパネットが負担します。
大統領専用機エアフォースワンの性能
まず性能を説明する前にエアフォースワンの意味を正しく理解する必要があります。僕もこれは勘違いしてましたので、覚えておくと明日学校や職場でヒーローになれますよ?
エアフォースワンとは、アメリカ大統領がアメリカ空軍機に搭乗した際に使われるコールサインのことです。はい、よく分かりませんね。
つまり大統領が乗っていることを表す言葉(コールサイン)なんですね。従って、特定の飛行機を指す言葉ではないのです。
コールサインとは、無線局を識別するための文字列のことです。そうやってWikiに書いてありました。ここではこれ以上の説明は省力します。
だからアメリカ大統領が、普通の民間機に乗ってもエアフォースワンとは言いません。アメリカ軍機に搭乗した場合に使われます。だから通常使われる専用機だけでなく、戦闘機や輸送機に乗っても「エアフォースワン」なんですよ。
前置きが長くなりました。
このことから特定の飛行機を指す言葉ではないので、「性能は?」と聞かれても答えようがないのです。しかしこのまま終わると消化不良なので、通常使われている大統領専用機のことについて説明しますね。
その専用機は「VC-25」と呼ばれる型です。ボーイング747という飛行機を改造して造った、言わば「特注」の飛行機。
もちろんアメリカ大統領が乗るので、様々な事態に備えた機能が搭載されています。
対電磁パルス防御
これ、北朝鮮がやってくるのでは?と言われている「電磁パルス攻撃」のことですね。核爆発によって電子機器が狂ってしまうと言われています。そうなると操縦不能に!?
だから強い電磁波や放射線に耐えられる防護壁が使われてるのですね。もちろんこれは電子機器だけでなく、乗員を守るためでもあります。
空飛ぶホワイトハウス
9・11の様な有事の時に、エアフォースワンから大統領が指示できるように設備が揃っています。なんか携帯1本で指示できそうなイメージですが、盗聴されたり電波がそこまで届きませんからね。
だから通信設備やその電気系統のバックアップ、GPS等も、通常の民間機とは比べ物にならないくらい揃っています。
また空中給油も可能で(どうやってやるのか気になります)、空港が攻撃されて着陸できなくても、1週間以上も飛び続けられる性能があります。これ、エコノミークラスなら、間違えなくエコノミー症候群になってますよね。
また通常の民間機なら近くの空港で対処する機体トラブルも、エアフォースワンは一定の部品を搭載してます。だから他者に依存することなく、修理対応することができるのです。
自衛隊の「自己完結能力」みたいなものですね。
値段は高いの?
ここまで豪華なオプション満載な「VC-25」。気になるのはそのお値段ですが・・・
ナント2000億円オーバー!
いや~高いのか安いのか庶民には分かりません。
∩(´∀`∩) ワショーイ
実はこの価格、あまりに高いということで、以前トランプ大統領が激怒したことがあります。
Boeing is building a brand new 747 Air Force One for future presidents, but costs are out of control, more than $4 billion. Cancel order!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2016年12月6日
英検6級の僕が訳すと「大統領専用機のボーイング747が40億$とは、その費用が制御不能になっている!注文キャンセルしてやる!」って言ってます。たぶん・・・。
40億ダラーって4000億円?
ちなみにこの大統領専用機は2機造られますから、1機当たり2000億円ナリ~。民間機のボーイング747は、約400億円なので10倍ってことですね。
僕からして見れば、400億も4000億もそう変わらないと思いますよ。でも4万円の中古のカローラに、ちょっとオプション付けて40万円って言われれば、そりゃ温厚な僕も発狂しますけどね。だからトランプさんのその気持ち、よく分かります。
しかし、「経営者」のトランプ大統領からすれば、この金額が高すぎるということで激怒したんでしょう。それなら民間機10機買うわ!って(笑)。僕もノーマルカローラ10台買います。
でもただ乗ってるだけの量産型の民間機と、たった2機だけのために造られる特注機では、これだけの価格差があっても不思議ではないかもしれませんね。国の命運がかかっている飛行機なわけだし。
こうなると、普通のザクとシャア専用ザクとの価格差がいくらなのかが気になります。
エアフォースツー?
さきほど「2機」造られると言いました。もう1機は予備じゃありませんよ、副大統領が乗るのです。
大統領と副大統領が、一緒の飛行機に乗ったらヤバいですよね。墜落でもしたら国の機能がマヒしてしまいます。
だから副大統領は、もう1機の「C-32」という専用機で飛行します。この時のコールサインをエアフォースツーと言うのですね。もうちょっとヒネれよ~って思いますが。
ちなみにエアフォーススリーはないです。あったとしたらイバンカさん?(笑)
そう言えば、なんで「副」って言う人は影が薄いんでしょう?アメリカの歴代の副大統領の名前、1人でも言えますか?
じゃ、日本の副総理なら言えます?
僕知ってますよ、麻生さん!
失言が多くてニュースでよく記事になってます(笑)。
尚、日本では「副首相」や「副総理」、「内閣副総理大臣」等は正式には存在していないですよ~。
(  ̄д ̄)ノ″Ω へぇ~ 知らなかった。だからやたら「官房長官」が出てくるんですね。
とは言っても、民間企業の謝罪会見では、なぜか「副社長」しか出て来ない企業もありますけど(苦笑)。
大統領専用機エアフォースワンのまとめ
エアフォースワンは、特定の飛行機を指す言葉ではありません。アメリカ空軍機に大統領が乗っていることを表すコールサインのことです。
民間機を改造した特注機ですが、様々な豪華オプションが満載!お値段は、1機当たりたったの2000億円とお買い得。
参考までに、オスプレイは約100億円。よく聞くF-35戦闘機も約150億円。
一番高いと言われる飛行機「B-2ステルス爆撃機」が2000億円で、ようやく肩を並べます。そう思えば、トランプさんが激おこになる気持ちが分かりますよね。
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