ディズニーのアトラクションの仕組みとは?裏側はどういう仕掛けなのか解説!
今回はディズニーリゾートのちょっとした「裏側」に触れてみたいと思います。
ディズニーには『ホーンテッドマンション』だけではなく、「これ、一体どんな仕組みになっているんだろう?」と思う仕掛けのアトラクションがいっぱい!
その中からみなさんが不思議だと感じた、アトラクションの仕組みを少しだけ紹介しますね。
いわゆる「ネタバレ」系なので、いつもまでも純粋で楽しみたい方は読み飛ばしちゃって下さい ^^
Contents
タートルトークとスティッチ・エンカウンターの声優は交代制でCGで演出している
まずは言わずとも知れた「すべらない話」で、千原ジュニアさんが話していたウミガメと喋るタートルトークです。
「シーに行ったら必ず足を運ぶ」人もいるぐらい、人気のアトラクションのひとつ。
その内容はSSコロンビア号で、ウミガメのクラッシュとゲストとの会話を楽しむ、シアタータイプの参加型アトラクションです。
毎回数名のゲストが、クラッシュとハイドロフォンを使ってお喋りできるのですが、毎回クラッシュの受け答えがゲストを爆笑の渦に包んでくれます。
ここでふと疑問に思いませんか?
「あのクラッシュの声は、一体どんな仕組みでやっているのだろう…?」
と。
実はあのクラッシュの声は、毎回似ているようで少し違います。
毎回同じ人が担当しているわけではなく、厳正なオーディションを勝ち抜けた数名の方で1日を交代で担当しているのです。
知ってましたか?
クラッシュは基本的には、マニュアル通りに喋っています。
しかしゲストがどういう質問をしてくるのかまでは、さすがに毎回予想ができません。
それなのに、ゲストの質問に素早く面白く対応できるとは「さすがだな~」って感心しちゃいます。
クラッシュの口の動きは、声を出すとその通りに動かしてくれる精密なCGで演出しています。
あの技術もすごいですよね~!
ウチの子は、完全に本物だと騙されて(?)います ^^
ちなみにランドのアトラクション『スティッチ・エンカウンター』も、同様の仕組みでスティッチとお話しができるようになっています。
こういう裏側の仕掛けを知ると、また違った視点でアトラクションが楽しめそうですよね。
タートル・トークってこういう仕組みなのか。なるほど。 pic.twitter.com/3f7qHl5dmW
— まつもつ (@dawningbullet) October 19, 2018
タワーオブテラーのウトゥンドゥの仕掛けはホログラフィでゲストが乗るカゴは6機ある構造
タワーオブテラーは、恐怖のホテルを見学するというフリーフォール系スリル型アトラクションです。
こちらも大人気ですよね。
このタワーオブテラーは、乗り場に行く前にハリソン・ハイタワー3世の録音を聴く部屋があります。
そして、ハイタワー3世が持ち帰った「呪いの偶像“シリキ・ウトゥンドゥ”」を見ることができます。
よ~く見るとかわいい?ですが、周りの雰囲気が恐怖心を煽ってきますよね。
ハイタワー3世の録音を聴いた後にウトゥンドゥの目が光り、突然消えるという不思議なことが起こります。
今でこそ皆さん慣れっこですが、タワー・オブ・テラーがオープンした当初はみんなビックリして、その部屋の出口が開いたことに気がつかないほどでした。
そんな経験ないですか?
まず、ウトゥンドゥの顔が動く仕掛けは、何も描かれていない人形に特殊な映像(ホログラフィ)を映し出して、あたかも動いているように見せているのです。
ウトゥンドゥの目が光る直前に周りがキラキラと光る演出がありますが、これにより見ている人の遠近感を一瞬失わせる効果があります。
そしてその隙に最後のフラッシュと共に、人形が下に下がる仕掛けになっているのです。
これが、ウトゥンドゥが突然消えたように見える”カラクリ”です。
なるほど~って思いません?
知ってしまえば「な~んだ」ですが、あの状況下では冷静な判断ができないですからね。
ちなみに夜にタワーオブテラーに乗ると、暗闇に目が慣れているせいか人形が下に下がる瞬間が見える人もいるようです。
またタワー・オブ・テラーには、外から見ると窓が3列しかありません(右から2つ目はダミーです)。
しかし実際には乗り場は一階に3つ、二階に3つの全部で6機あります。
乗ったカゴはそのままでは上に行かず、昇降できるところまで移動します。
一階のカゴが昇降してる際には二階のゲストが乗り降りし、二階のカゴが昇降中であれば一階はその逆という構造なんですね。
つまり、こうしてゲストの「回転率」を上げる仕組みを採用しているのです。
見た目通り3つのカゴで稼働しているわけではなく、実際はエレベーター3機に対してカゴ6機で稼働しているわけです。
と言うことは、まともにカゴ3機だったら待ち時間が今の倍になっていたってことですね。
こちらの方が、ある意味恐ろしいです… 。
尚、閑散期には2機のエレベーターで稼働して、残り1機はメンテナンスという工夫もしています。
タワテラの乗り場が2層構造なのは一つのシャフトに対して2台カゴがあって片方が稼働中にもう片方が乗降と客入れ替えができるからってのは知ってたけどメンテナンスの法則は知らなかった
— いしだ (@momotaro_ishida) September 10, 2020
ミートミッキーでは小部屋で分かれていて4種類のミッキーに会える仕組みになっている
かつてはアトラクションに分類されていたミッキーの家ですが、今ではグリーティング(挨拶の意)に分類されてしまいました。
しかし、意外と不思議に思っている方も多いと思うので、その裏側をお伝えします。
このグリーティングは、ゲストがミッキーの家の中を見学して歩き、最後にミッキーが家の中のムービーバーン(撮影所)で映画の撮影をしています。
その映画の撮影の休憩時間にミッキーと会える、という設定になっています。
ミッキーの家で会えるミッキーは、全部で4種類です。
「蒸気船ウィリー」
「ミッキーの大演奏会」
「ミッキーの夢物語」
「魔法使いの弟子」
この4つの映画を、ミッキーはムービーバーンで撮影中です。
どのミッキーに会えるかは、あなたの運次第。
でも一度行っただけでは、どこでどの部屋に分かれているのか分からない方も多いはず。
その仕組みはこうです。
映写室からムービーバーンに入る時に、一旦小部屋を通ります。
実は、そこの小部屋で分かれているのです。
次回、ミッキーの家に行った時にチェックしてみて下さい。
よ~く見ると、小部屋の中にフィルムが入った棚が可動式になっているのが分かります。
この棚の向こう側にそれぞれ右側に2つ、左側に2つの扉が隠されていて、そのうち1つだけ開いているという仕組みになっているのです。
いやいや、これは忍者屋敷と同じ仕掛けですよ。
どのミッキーに会えるかは分かりませんが、せっかくなので4種類全てのミッキーに会いたいですよね。
余談ですが、ウチの旦那が「ミートミッキーってミッキーの肉か?」って言ってたので、ぶん殴ってやりました(笑)。
ミートは「meat(肉)」ではなく「meet(会う)」と言う意味です!
ミッキーの家とミートミッキー
ついに、4つの映画の撮影現場にお邪魔することができました!
ミッキーありがとう!
(*´∀`) pic.twitter.com/Wg9M8ETGNq— スターク (@captain_frenzy) May 6, 2019
【まとめ】ディズニーアトラクションの仕組みを知ると新しい楽しみ方が発見できる
どうですか?
少しだけですが、ディズニーアトラクションの仕掛けの裏側が分かったと思います。
子供に仕掛けをネタバレするのは夢を壊すので辞めた方がいいですが、大人になったらアトラクションの仕組みを知ることで、ディズニーの「新しい楽しみ方」を発見できるかもしれません。
まだまだ、不思議なことだらけの東京ディズニーリゾート。
行ってみた際には、是非どうなっているか考えながら体験してみてください。
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