ノアヴォクシー60系の純正ナビの外し方は?コツや手順を写真付きで解説!

2021年5月10日

先日、AZR60系のノア(ヴォクシー)の純正ナビをDIYで自力で取り外しました。

今後、同じ作業をされる人の参考になればと思い、その時の手順やコツをメモ代わりに書いておきます。

 

60系ノア・ヴォクシーの純正ナビの外し方

まず、こういう車の電装系のDIY作業でお約束なのが…

「作業は自己責任でお願いします」

「バッテリーのマイナス端子をはずしてから作業しましょう」

の2点です。

この記事をマネしてぶっ壊れても、僕は責任を取れません!

 

ちなみに僕は、メンドクサイのでバッテリーの端子は外しません。

これも自己責任でやってます。

 

シフトレバーを「B」の位置にしサイドブレーキを掛ける

ノアのナビを外す前に、事前準備があります。

1つ目は、シフトレバーの位置です。

作業中、ギアのシフトレバーが「P」の位置だと邪魔になりますので、ギアを「B」の位置にして作業するのがコツです。

なので、安全のためサイドブレーキは強めに踏み込み、念のため輪止めもしておいて下さい。

もちろん、エンジンは切った状態で作業して下さいね。

 

ナビの液晶画面をキズが付かないように養生する

2つ目は、ナビの液晶画面を養生(保護)しておいて下さい。

作業中、思わぬことで液晶画面にキズをつけてしまうことがあるからです。

僕はダンボールなど厚紙を切って、液晶画面に貼り付けて作業しています。

 

必要な工具は内装はがしとプラスドライバー

車のナビや内張りなどを外す作業には、「内装(内張り)はがし」は必須です。

プラスチックの「へら」みたいなヤツですね。

2本ぐらいあると便利ですが、僕は5種類5本も持っています。

 

僕のおすすめは、やはりエーモン製の内装はがしですね。

1本数百円とちょっと高いような気もしますが、ケチって他メーカーの安物を買うのはやめた方がいいです。

僕も安物を買ったことがありますが、ヘラがふにゃふにゃで使い物にならなかったです。

ヘラが硬すぎると内装にキズが付き、だからと言って軟らかすぎると内装を外せません。

内装はがしには、ちょうど良い硬さが求められるのです。

 

あと、間違ってもマイナスドライバーを使うのは絶対にやめましょう。

例え先端に「あて布」をしても、確実に内装にキズが付きます(経験済み)

 

その他、今回の60系ノアのナビの取り外し作業には、プラスドライバーが必要です。

ドライバーはネジの大きさに合ったものを使い、垂直に当てて回しましょう。

小さいドライバーで無理して回すと、ネジ山が潰れて泣くことになります。(経験済み)

 

センターパネル(エアコンの吹き出し口の上)の外し方

まずは、センターパネルを外します。

ナビとエアコンの吹き出し口の上の部分のパネルですね。

 

で、いきなりここが最大の難所かもしれません。

内装はがしで少しずつツメを浮かせて、外していって下さい。

センターパネルは上方向ではなく手前方向、つまり自分の方向へ水平にはずれます。

 

外すコツとしては、ビビらずに思い切ってやることです。

僕も始めの頃は、「割れるんじゃないか…」とビビリながらやっていました。

でも車の内装のツメは、ある一定の力を加えないと外れないんです。

この力加減や外すコツは、慣れて来ると何となく分かって来ます。

キズが心配な人は、センターパネル側に養生テープを貼るか、内装はがしに布などを当てれば安心ですね。

 

ノアのセンターパネルはガムテープで簡単に外れる

…実はこのセンターパネルの外し方には、もっと簡単な方法があるのです。

これは、ディーラーの営業マンから教えてもらったのですが、ガムテープ(布テープ)を使って外すやり方です。

紙のガムテープよりも粘着力がより強い布のガムテープをオススメします。

 

写真のようにガムテープを「輪」の状態にして、左右それぞれの上部に貼り付けます。

そして、そのまま手前にガッ!と一気に引きます。

コツとしては、左右同時に一気に手前に引くことです。

上に引いてはダメですよ!

手前に水平方向に引きます。

 

すると嘘みたいな話ですが、センターパネルがカンタンにはずれるのです。

※繰り返しますが「自己責任」でお願いします。

 

ガムテープはベトベトにならないうちに、すぐにはがして下さいね。

ギアのシフトレバーが「B」の位置なら、そのまま外せるはずです。

「P」の位置だと、シフトレバーに当たって外せません。

 

ナビを固定しているネジを左右2個ずつ外す

このセンターパネルが外れれば、次はカンタンです。

60系ノア・ヴォクシーのナビは左右にそれぞれ2本ずつ、合計4本のプラスのネジで固定されています。

ネジを無くさないように、またドライバーでナビ本体にキズを付けないように慎重に作業しましょう。

この時に液晶画面を保護していないと、ドライバーでガリッとやってしまう恐れがあります(経験済み)

 

ナビは、左右各2個ずつのネジで固定されています。

このネジを外せば、あとは配線だけです。

 

ナビ裏の配線を写真に撮ってメモしておく

残るは配線です。

初めて見る人は、ナビの裏にあるその配線の数に圧倒されるかもしれません。

ここでの注意点は2つ。

ひとつは、配線を抜く前に写真を撮ってメモしておくこと。

もうひとつは、カプラーを力任せに抜かないことです。

 

まずナビを次回取り付けることを考えて、配線を抜く前にスマホなどで撮影してメモしておきます。

配線側とナビ側に、それぞれ同じ番号を書いたテープを貼っておくのもいいですね。

後でナビを取り付ける時に役立ちます。

取り付ける時にどうしても配線が分からなくなった時は、ネットで「(ナビの型番)配線図」で検索すれば分かります。

基本的に各配線のカプラーは形状がそれぞれ違うので、差し間違えることはないと思います。

しかし、やはり初心者の人は取り付ける時に悩むと思いますので、配線を抜く前に写真を撮っておくことをおすすめします。

差し間違えなくても、1本配線を差し忘れたりすることもありますからね。

 

配線をメモしたら、後は順に端子やカプラーを抜いていきます。

この時にカプラーや端子が固くて外れないからと言って、力任せに引っこ抜くのは絶対にやめましょう!

必ずカプラーの部分を掴んで抜いて下さい。

配線を引っ張ると配線がカプラーから抜けてかなりメンドクサイことになります!

 

配線を外すコツとしては、カプラーや端子を固定している「ツメ」を確実に押さえることです。

ツメの押さえが甘いと、カプラーや端子は外れません。

うまくツメが押さえられない時は、マイナスドライバーでツメを押さえて下さい。

ツメを押さえながら、左右に少し揺すりながら引けばカプラーが抜けるはずです。

 

カプラーには金属部分がありますので、ここにドライバーが触れるとショートさせてしまう危険性があります。

良い子は、バッテリーの端子を外してから作業して下さい。

繰り返しますが、横着して配線を引っ張るのだけは絶対にやめましょう。

きっと後悔しますよ(経験済み)

 

ナビに付属しているGPSやTVアンテナを外す

配線をすべて抜けば、ナビ本体が外れます。

これで作業完了です。

このあと必要な人は、ナビに付いている付属品も取り外します。

僕の場合は、GPSセンサー・TVアンテナ・バックカメラ・ETCが付いていたので、これらも一緒に外しました。

尚、テレビアンテナのフィルム(フロントガラスに貼ってあるヤツ)は、一度はがすと再利用できません。

 

ナビを取り付ける時は逆の手順で

ナビを取り付ける時(元に戻す時)は、これまでの手順の逆でやればできます。

「外すことができたので、取り付けるのはカンタン!」

と思うかもしれませんが、実は意外とこれが苦戦するのです。

 

まず、ナビの配線が短くて長さに余裕がないので、作業がやりづらいです。

またノアのナビ裏はスペースがないので、ナビを取り付けても配線が邪魔になってキチンと嵌(はま)りません。

配線をうまくまとめないと、ナビが奥まで収まらないのです。

 

あと取り付け時に、知らぬ間に配線がナビの本体と車体側との間に挟まってしまうこともあります。

配線が挟まったままにすると、走行中の振動でやがて配線の被膜が破れ、最悪ショートしてしまうことも…。

ナビを取り付けたら、ネジを閉める前にもう一度裏の配線をチェックしましょう。

 

【まとめ】センターパネルのツメが硬い時は温めると外れやすい

これは、ナビに限らず車の内装カバー全般に言えることですが、冬などの寒い時期にはツメが外しづらい傾向にあります。

こんな時は…

・日中暖かい時間帯に作業をする

・エンジンを掛けて暖房で暖める

・ドライヤーで暖める温める

などすれば、はずれやすくなります。

 

またAZR60系のノア・ヴォクシーは、発売から10年以上経過しています。

従って新車から一度も内装を外していない車両だと、内装のツメが固着したりクセが付いてしまい、なかなか外れないことがあります。

内装カバー自体も劣化して、柔軟性がなくなっていきます。

こんな状態の車両で力任せにはずすと、内装やツメが割れてしまう危険性がありますので注意が必要です。

逆に定期的に何度か外していれば、すんなりと簡単に外れます。

分からない点はコメント欄に書き込んで頂ければ、僕の分かる範囲でお答えしますよ^^

 




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Posted by ちたま