花個紋の読み方や言葉の意味は?発祥や起源の歴史はいつからか調べてみた
今回は「花個紋」について調べてみました。
読み方や意味、起源などが気になりますよね。
花個紋は「日」を象徴するデザイン
366日、閏年を含む一年を通じて、日ごとに四季に合わせた花をモチーフにしたバースデーシンボル、それが花個紋です。
花個紋は、毎日を記念する特別な印として考案されました。
「花の咲き乱れは幸運の訪れ、果実の結びつきは成果の証」と言われており、植物を用いたデザインは昔から幸運の象徴として作られ、愛され続けています。
桜や梅といった、菫や撫子などの親しみやすい花々も、多くが家紋で採用されてきました。
花を紋章とすることで、その紋を作り出した人々も、それを身に付ける人々も、花に宿るエネルギーや精神的な充実を感じるとされています。
日本人の花に対する深い愛情、季節の変化への繊細な感受性、そしてシンプルな形状に込められた深遠な意味を読み解く知恵。
これらの日本独自の精神文化を家紋を通じて受け継ぎ、個紋という新たな文化を経由して、366日の花個紋が生まれました。
花個紋では、それぞれの日にちなんだ花が、その花の特徴や歴史に基づいて選定されています。
各々の花個紋は、開花の季節や日本の伝統的な祭り、節句、または戦後に定着したイベントと関連づけられた花で構成されています。
例えば、
・一月一日には福をもたらす福寿草
・三月三日には節句である桃の節句にちなんで桃の花
・五月五日には端午の節句に花菖蒲
・月五日には夏の強い日差しにも耐える向日葵
・十月二十三日には収穫を祝う木通(あけび)
・十二月二十五日にはクリスマスを象徴する柊が選ばれています。
年間を通じての季節の移ろいを、366の花個紋という花暦で存分に楽しんでください。
読み方は「はな こもん」と読む
まずは漢字の読み方から。
花個紋は「はな こもん」と読みます。
家紋(かもん)っぽいですが「こもん」です。
バースデーシンボルの意味
花個紋の漢字の読み方が分かったら、気になるのはその言葉の意味。
漢字から何となく意味が分かりそうですが・・・。
花個紋は、簡単に言えばバースデーシンボルのことです。
日本語でいうと「誕生日の印(しるし)」のこと。
1年365日と、4年に1度のうるう年にある2月29日、合わせると366日誕生日はありますよね。
この366日それぞれに、花の姿や性質、そして歴史なども踏まえて各日に相応しい花が選ばれています。
そしてそれぞれの花を「紋」で現したのが「花個紋」なのです。
・・・もう少し説明すると、「誕生花」や「花言葉」ってありますよね?
これの「紋」バージョンだと思って下さい。
1日1日に、それぞれの花とその「紋」が決められているのです。
「紋」は「家紋」という言葉があるように、「もよう」とか「しるし」という意味ですね。
3月9日の花個紋は蒲公英の丸、個意ことばは「真心」です | 366日の花ずかん https://t.co/XVG9CCoqRp #花ずかん pic.twitter.com/6dBa0JDye2
— 髙橋 彩弥佳 (@tkhs_0309) 2018年7月28日
↑百聞は一見にしかず。
こんな感じで、366日それぞれに花とその「紋」が決められているのです。
そしてこのように「個意ことば」もあるんですね。
※「恋言葉」でなく「個意ことば」です。変換は間違っていません。
花言葉と見比べると分かりますが、花言葉はどちらかというとその花に対しての言葉。
意味も広義で漠然とした内容です。
でもこの個意ことばは、「人」に対しての言葉でより具体的に書いてあります。
ここが花言葉との大きな違いですね。
神社のおみくじの内容に近いのかな、と僕は思いました。
民間企業が2007年に考案したもの
僕は最近、この花個紋というものを知りました。
花個紋って、パっと見た感じだと家紋に似ていますよね。
だからそうとう起源や歴史も古く、発祥も日本なのかな~って思っていたのです。
でも、この真相は意外や意外でした。
花個紋は「有限会社でじまむワーカーズ」という日本の民間企業が2007年に考案したものです。
これには驚きました。
初めは信じられませんでしたが、この有限会社でじまむワーカーズのサイトを見ると「ライセンスは弊社に帰属します」とハッキリ書いてあります。
つまり早い話が花個紋は、有限会社でじまむワーカーズの「商品」ということなんですね。
で、この有限会社でじまむワーカーズ。
滋賀県にあり、役員と従業員合わせて、わずか数人の会社。
設立も1999年と、比較的まだ若い会社ですね。
もっとデカイ会社かと思ってましたので、ダブルで驚きました。
アイデア商品が成功したということでしょう。
これはスゴイ!
なので花個紋の発祥の地は滋賀県大津市。
歴史は2007年からです。
今年で17年目ってことになりますね。
起源と言っていいのか分かりませんが、有限会社でじまむワーカーズのサイトを見る限りでは、やはり「家紋」が参考になっているようです。
家紋は平安時代の後期(1100年ぐらい)からの歴史がありますが、この家紋を現代の文化にうまくマッチングさせたものが「花個紋」なのでしょう。
「花個紋」とは日本の精神性をベースに家紋を研究し「個紋」という新しい文化を経た366日のバースディシンボル。合ってるなぁ…自分もそこそこw
1/5 https://t.co/BegzVbfXWS
4/9 https://t.co/BwS357Wb2O— aroma🌿 (@aromamist) 2016年9月22日
まとめ
花個紋とは「はな こもん」と読みます。
滋賀県にある有限会社でじまむワーカーズという会社が、2007年に考案した商品です。
366日、毎日それぞれに誕生の花と「個意ことば」があります。
日本の平安時代からある家紋が、花個紋の参考になっていると思われます。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません