センターオブジアースの落下で「ふわっ」とあの感覚が来るたびに、思わず目をつぶってしまうことはありませんか?
浮遊感が苦手でも、せっかくディズニーシーに来たからには乗ってみたい。
そう思っている方も多いはずです。
この記事では、恐怖心や浮遊感を抑えるための姿勢や、乗り方のコツを紹介。
また「叫べない人でも使える対策」という視点からも、読み解いていきます。
怖さを少し攻略してから乗ると、同じアトラクションがまるで別の体験になりますよ。
浮遊感や恐怖心を減少させる方法
センターオブジアースの落下で感じる、あの「ふわっ」とする感覚・・・。
「怖い!」と感じる人も多いと思います。
ここでは浮遊感をできるだけ軽くするための、実践的なコツをご紹介します。
深く座って体を安定させる
乗車したら、まず座り方を意識しましょう。
浅く座ると体が不安定になり、落下時の浮き上がる感覚が強くなります。
深く腰掛けて、背中を背もたれに密着させることで、重心が安定し怖さがやわらぎます。
安全バーをしっかり下ろしたら、前方のハンドルも強めに握っておくと、体の固定感が増して安心できます。
落下前に前傾姿勢をとる
落下が始まる直前には、体を少し前に傾けてみてください。
背中を丸めるだけだと風の抵抗を強く受けて、人によっては浮遊感が増すことがあります。
前方に重心を移すことで、内臓が浮くような感覚を抑えられます。
足も斜めに踏ん張り、背中とお腹に力を入れておくとさらに効果的です。
声を出してお腹に力を入れる
落下中は思い切って、大きな声を出すのが効果的です。
叫ぶことで腹筋に自然と力が入り、体が安定して浮遊感が抑えられます。
声を出すのが恥ずかしい場合は、息を吸いながらお腹を引き締めるだけでも、同じ効果が得られます。
気づいたら落下が終わっていた、ということも多いですよ。
あくびをしてリラックスする
緊張してきたときは、意識してあくびをしてみましょう。
あくびには、身体のこわばりをやわらげる効果があります。
無理にやる必要はありません。
自然にできれば、浮遊感も抑えられます。
落下のタイミングをつかんでおく
落下の直前には、いくつかのサインがあります。
加速後に大きく旋回し、真っ直ぐな通路を進み始めたら、まもなく落下という合図です。
出口付近の白いスモークが見えたら、お腹に力を入れる準備をしておきましょう。
タイミングがわかっていると、不意打ちの怖さが大きく軽減されます。
体格の近い人と乗りバーを密着
このアトラクションの安全バーは、2人で共有するタイプです。
体格差が大きいと、細い方との間に隙間ができてしまい、浮遊感が増しやすくなります。
そのため、できるだけ体型の近い人と乗るのが理想。
隙間が気になる場合は、ぬいぐるみなどを挟んで調整すると良いでしょう。
後列は避けてなるべく前列に座る
1〜2列目の前方席は、落下時に引っ張られる感覚が少なく、浮遊感が抑えられる傾向があります。
3列目は最後尾にあたり、最も怖さを感じやすいので、初めての方は避けたほうが無難です。
前列の希望は、キャストに伝えれば対応してくれます。
待ち時間が長くなることもあるので、余裕をもって並びましょう。
景色を楽しんで気をそらす
また、目を開けて「景色を探す」という意識を持つことも有効です。
落下の瞬間にパッと目の前に広がる風景を見ることで、気がまぎれるからです。
一瞬でも景色に意識を向けることで、恐怖を忘れてアトラクションを楽しめることでしょう。
夜に乗ると、メディテレーニアン・ハーバーの美しい夜景が広がります。
「あの景色を見てやろう」と意識を向けるだけで、恐怖から探索モードに気持ちが切り替わりますよ。
「もう終わった」と自己暗示をかける
乗る前から「楽しかった」「意外と平気だった」と、すでに終わったつもりで心に言い聞かせてみましょう。
脳は強くイメージしたものを、現実と区別しにくい性質があります。
過去形の自己暗示が、リラックス状態を引き出しやすくします。
「怖かったらどうしよう」と未来を心配するより、「もう終わった」と過去に置いてしまうほうが、気持ちがずっと楽になります。
自分がパイロットだと思い込む
列車に乗り込んだ瞬間から、「自分がこの車両を操縦している」という意識を持ってみてください。
同じ動きでも「やられている」と感じるか「自分でやっている」と感じるかで、恐怖の体感は大きく変わります。
脳が能動的な体験として処理するようになると、恐怖が興奮や楽しさに変換されやすくなります。
「エレベーターだ」と言い聞かせる
落下が始まる直前に、「これはエレベーターが下りているだけだ」と心の中でつぶやいてみましょう。
同じ動きでも言葉のラベルを変えると、脳の受け取り方が変わります。
「落下」という言葉が持つ危険なイメージを「エレベーター」に置き換えるだけで、体感的な怖さがやわらぐことがあります。
ニヤリと笑顔を作っておく
落下の直前に、口角を上げてニヤリとした表情を意図的に作ってみましょう。
表情と感情は双方向につながっており、笑顔を作ると脳が「楽しい状況だ」と錯覚しやすくなります。
これは表情フィードバック仮説と呼ばれる、心理効果。
恐怖で顔がこわばる前に、先手を打つイメージです。
舌を上あごに押し当てる
緊張を感じたら、舌先を上あごにそっと押し当ててみてください。
この動作は自律神経を整えるツボを刺激するとされており、緊張やパニックをやわらげる効果があると言われています。
見た目にはまったくわからないので、どんな場面でも気軽に試せるのが利点です。
手のひらに軽く爪を立てる
落下の瞬間、手のひらに軽く爪を押し当てて、痛覚に意識を向けてみましょう。
脳が「痛み」の情報処理に集中することで、恐怖への注意が自然とそれます。
強く押しすぎる必要はなく、「あ、痛い」と感じる程度で十分です。
「叫べない人」向けの静かな対策
浮遊感の対策として「大声で叫ぶ」という方法は、よく紹介されますよね。
とは言え、実はそれが難しい場面もあります。
「小さな子どもと一緒で、大人が叫ぶ雰囲気ではない」
「のどが弱くて大声が出しにくい」
「そもそも、恥ずかしくて声を張るのが苦手」
こういった方は、どうすればいいのでしょうか?
実はこの問いへの答えは、「怖さの正体を知ること」にあります。
浮遊感の多くは、内臓が体の動きに遅れて付いて来ることで生じます。
つまり「体が落下しているのに、内臓がまだ上にいる」という一瞬のズレが、あの「ふわっ」という感覚の正体です。
叫ぶことでお腹に力が入り、このズレが抑えられるのですが、叫ばなくてもお腹に力を入れることはできます。
具体的には、落下のサインが見えた瞬間に、鼻からゆっくり息を吸い込みながらお腹を引き締める「腹式呼吸の逆パターン」を意識してみてください。
声を出さなくても、腹筋に力が入り、浮遊感をかなり軽減することができます。
これは周囲に気を遣いながら乗る場面でも、静かに実践できる方法です。
まとめ
浮遊感や恐怖心への対策を並べてみると、面白いことに気づきます。
「深く座る」
「前傾姿勢をとる」
「バーをフィットさせる」
といった物理的な対策は、やればやるほど確実に効きます。
一方で、
「パイロットだと思い込む」
「過去形で自己暗示をかける」
といった心理的な対策は、効く人と効かない人がはっきり分かれる印象です。
でも逆にいえば、自分に合った方法がひとつ見つかると、怖さがほぼ消えてしまうこともあります。
個人的には「落下のタイミングをつかんでおく」が、一番コスパが高いと感じています。
怖さの正体の多くは、不意打ちです。
「いつ来るかわからない」という不確かさが恐怖を増幅させているだけで、タイミングさえわかれば身構えることができます。
初めて乗る前にサインを頭に入れておくだけで、体験の質がかなり変わるはずです。
また、センターオブジアースは「怖いアトラクション」として語られることが多いです。
しかし、最高時速は約75kmで、絶叫マシンとしては決して突出したスペックではありません。
怖さの多くは、暗闇・音・演出・ストーリーによって、巧みに作り出されたものです。
つまりディズニーは、物理的なスリルだけでなく「怖いと感じさせる体験」そのものを設計しています。
その仕掛けを知ったうえで乗ると、怖さが半分、面白さが倍になる。
そんな楽しみ方も、あっていいのではないでしょうか?
ところで、この記事ではたくさんの「怖さ対策」を紹介しました。
実はこれ自体も、ひとつの「怖さ対策」になっています。
「深く座ろう」
「タイミングを確認しよう」
「あくびをしてみよう」
これだけ頭の中に意識すべきことが並んでいると、乗っている間に「怖い」と感じる暇がなくなるのです。
対策を実行することに集中するあまり、気づいたら落下が終わっていた、という状態になりやすい。
つまり「対策をたくさん知っていること」それ自体が、最大の気そらしになるわけです。
怖さとは、突き詰めると「そこに意識が向いている状態」のことかもしれません。
であれば、意識を別のどこかに向け続けること。
それがセンターオブジアースを楽しむ、一番シンプルな答えなのかもしれませんね。

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