オレでなきゃ、見逃しちゃうね。
乗り終わって「なんか怖かったね」で終わってませんか?
タワテラって、知ってから乗るのと知らずに乗るのとで、怖さの種類が全然違うんですよねぇ。
特に鏡の部屋と緑の光は、ストーリーの中心に直結しているシーンなのに、なんとなくスルーしてしまっている人がいます。
なので、ここでは鏡の部屋がどんな場所で、一体なにが起きているのか?
緑のフラッシュは、何を意味しているのか?を解説します。
読んでから乗ると、あの空間の怖さがまた変わってくるハズです。
鏡の部屋はどこにある?
タワテラに乗ったことがある人なら、エレベーターに乗り込む前に、いくつかの部屋を通ったのを覚えていると思います。
その道中に出てくるのが、今回の主役である「鏡の部屋」です。
4階のアトランティスボールルーム
鏡の部屋の正式名は、
「アトランティス ボールルーム(ATLANTIS BALLROOM)」
です。
アトランティスは、アトランティス大陸とかのアトランティス。
ボールルームは、ダンスホールっていう意味です。
ホテルハイタワーの4階にある部屋で、昔は豪華な会食や宴会が開かれていた場所ですね。
エレベーター内の案内には「4th Floor」と「ATLANTIS BALLROOM」の文字がちゃんと書いてあるので、次乗る時には忘れずに見て下さい。
こういう細かな演出もしっかりしているのが、ディズニークオリティです。
失踪事件の当日に使われた宴会場
この部屋は、ハイタワー3世が1899年12月31日に開いた、コンゴ川遠征パーティーの会場そのものです。
年越しのどんちゃん騒ぎが行われていたその夜、ホテル全体が緑のフラッシュに包まれ、ハイタワー3世が謎の失踪をします。
その時の衝撃で、飛び散ったままの装飾品やグラスが、今もそのまま床に残っているんですよね。
現場保存ってやつですか。
あの事件からずっと手つかずで放置されてきた、という設定がリアルに再現されていて、思わず歴史を感じてしまいます。
鏡の部屋では一体何が起きるのか?
この場所は、大きな鏡が置いてあるただの部屋、というわけではありません。
ストーリー全体のクライマックスへ向かう、重要な分岐点になっています。
鏡の中から突然シリキが現れる
エレベーターに乗り込む直前、ゲストはアトランティスボールルームへ案内されます。
大きな鏡に向かって、
「この世の自分に別れを告げる」
という演出が始まったと思ったら、鏡の中からシリキ・ウトゥンドゥが出現!
突然、ゲストに襲いかかってくるんです…!?
あのシーンを「なんかいきなり怖くなったヤツ」ぐらいで受け取っていた人は、ここから先を読んで考えが変わると思います。
呪いを信じてしまう場所である
ちょっとここで、タワテラのストーリーを整理します。
ゲストはハイタワー3世の書斎でのプレショーで、すでに呪いの存在を知らされています。
そして秘密の倉庫を経て、エレベーターへと案内されていく流れ。
その中で、鏡の部屋はゲストへの「最後の警告」として機能しているんです。
「ここから先に進むと、お前たちも同じ運命だぁ…!」
とでも、言ってそうな演出ですよね。
シリキ・ウトゥンドゥの呪いを信じる気持ちがMAXになるのが、まさにこの鏡のシーンです。
呪いなんか存在しない?
いやいや、子供の気持ちになってみて下さい。
あんなの見たら、怖くて寝れないですよ。
鏡の部屋と緑の光は何を意味しているのか?
鏡の部屋と並んで、最も印象的なもののひとつが「緑の光」です。
この緑の光と鏡の部屋には、深い関係があります。
呪いを緑の光で演出している
アトランティスボールルームで鏡のシーンを過ぎた後、エレベーターの照明が少しずつ変化します。
最初は暖かいオレンジ色だった照明が、ゲストが呪われていく場面に差し掛かると、じわじわと緑色に変わっていくんです。
急上昇するときはオレンジ色のまま、落下する時は緑色に。
最後の落下では一瞬だけ緑色になり、その後すぐに真っ暗になります。
これは偶然ではなく、シリキ・ウトゥンドゥの呪いを「緑の光」として、一貫して演出しているからです。
余談ですが、緑よりも青の方が雰囲気があると思いませんか?
ブルーライトの関係かな?
無意識だと色の変化を見逃す
「え、緑に変わってたの?全然気づかなかった」っていうアナタ!
瞬きしてましたよね?
あの空間って、落ちる恐怖とシリキへの恐怖で頭がいっぱいになるので、照明の色まで意識できない人が多いんです。
「そう言えば、なんかフラッシュしてたな~」ぐらい。
見逃さないコツは、鏡の部屋に入ったタイミングで、足元あたりを確認することです。
エレベーター内の照明が、オレンジから緑に変わっていく様子が、ジワジワと視界に入ってきます。
落下の瞬間に、緑色になることを頭に入れておくだけで、次に乗った時の見え方がかなり変わります。
「あ、オレ、今呪われてるww」
というリアルな感覚になれますよ。
緑の光は信じる人にしか見えない説
実は、タワテラの中では「緑の光が見える人と、見えない人がいる」という説があります。
呪いを信じていないキャストさんたちは、どのシーンでも緑のフラッシュには遭遇しません。
プレショーの時、エレベーターに乗り込む時、落下する時・・・。
そのどこにも、キャストさんの姿はないんです。
気が付きましたか?
言われてみれば、そうカモってなりますよね。
あれもちゃんとした、演出のひとつなんです。
ただ、ひとつだけ不思議な場面があります。
プレショーが終わり秘密の倉庫へ案内される時、扉の向こうに立っているキャストさんが、緑色の光に照らされているように見えるんですよね。
「あれ、キャストさんには見えないんじゃないの?」と思うかもしれません。
これについては「キャストさん自身は、緑色に照らされているとは思っていない」というのがひとつの解釈です。
ゲストがプレショーで恐怖心を植え付けられていので、ただの照明がそう見えてしまっている、ということですね。
キャストさんの目には、普通の書斎の照明しか映っていない。
そう考えると、
「緑のフラッシュは、シリキの呪いを信じる人にしか見えない」
という解釈は、かなり筋が通っていると思います。
ん?
じゃ、キャストさんは呪いを信じていない?
これじゃ、お化け屋敷のスタッフが「おばけはいない」と、言っているのと同じでは?
絶妙なタイミングでいなくなるキャスト
書斎のプレショーでは、異変が起こる直前に、キャストさんが部屋から出ていきます。
お辞儀をしながら、扉がゆっくりと閉まっていく様子が見られるんですが、ここを見逃している人は意外と多い。
呪いが発動する瞬間に、キャストさんが絶妙なタイミングでいなくなるんです。
これが意図的な演出とわかると、やるな!ディズニーってなりますよ。
鏡に映されて見られる側になる演出
タワテラの鏡の部屋って、ディズニーのアトラクションの中でも、かなり異質な演出をしていると思いませんか?
普通のアトラクションは、ゲストはあくまで「見る側」なんですよね。
映像を見る、キャラクターを見る、景色を見る。
でも、タワテラの鏡の部屋では、ゲスト自身が鏡に映されます。
「見る側」から「見られる側」へ、立場が逆転してます!
しかも、ただ映されるだけじゃない。
鏡の中に映った自分に向かって、シリキ・ウトゥンドゥが近づいてくる。
あれって「あなた呪われていますよー」という演出なんですよね。
スクリーンの中の誰かが怖い目に遭っているのではなく、鏡を通して自分が当事者にされてしまう。
この構造に気づいてから乗ると、鏡の部屋での怖さは、また違ったものに感じるでしょう。
落下よりも鏡の方が怖い人もいる
タワテラって「落ちるのが怖い」アトラクション、というイメージが強いですよね。
でも、実際に乗ってみると「落下より鏡のシーンの方が怖かった」という人もいます。
これ、わかる気がしませんか?
落下の恐怖って、身体的な恐怖、物理的な恐怖なんですよね。
内臓がふわっと浮く感覚、高いところから落ちる感覚。
とは言え、慣れてしまえば「また来たよ…」と身構えることができます。
でも、鏡の部屋のシリキ出現は、そういう慣れ方ができない種類の怖さです。
暗い空間の中で突然、鏡の中から顔が現れる。
しかも、これらが自分に向かって来る。
これは、ホラー映画的な心理的な恐怖で、身体的な恐怖とは全然違うものです。
「絶叫系は平気なのに、タワテラだけメシウマ…じゃなくてトラウマ!」
という人は、落下じゃなくてあの鏡のシーンが原因なんです。
逆に言えば、落下の浮遊感が苦手な人でも、ストーリーや演出の世界観を楽しむ目的で、乗ってみる価値は十分にあります。
鏡の部屋で、シリキに別れを告げられる体験は、フリーフォールが得意かどうかに関係なく、ちゃんと「怖っ!」ってなりますので。
俺であっても見逃しちゃうよ。
こうしてみると、とてもじゃないですが、タワテラは1回乗っただけじゃ、すべてを体験できませんね。
言われなきゃ、気づかない演出が多すぎ。
俺であっても見逃しちゃうよ。
やっぱりディズニーって世界観を大切にしているので、タワテラ1つだけ見ても、徹底的に創り込まれてます。
特に、キャストさんの演出や設定が分かった瞬間は、別の意味でゾクッと鳥肌が立ちますね。

コメント