ディズニーシーで「一番怖い!」ともいわれているアトラクション、タワー・オブ・テラー…。
暗闇の中で突然落ちる、あの浮遊感と恐怖。
友達と行ったときに、自分だけ「怖いから乗れない…」とは言いづらいです。
・・・こんなタワテラを克服する方法、知りたくありませんか?
そこでこの記事では、実際にタワテラを体験した人たちの克服法を紹介。
あわせて、
・何度乗っても怖い人の心理
・怖さを楽しむという逆転の発想
まで掘り下げていきます。
「怖くてどうしても乗れない…」という方も、ぜひ参考にしてみてください。
よそ事を考えて気を紛らわせろ!
ディズニーシーに毎年通っている、20代女性の体験談です。
私がたどり着いた方法は、乗っている間ずっと頭の中で「九九」を唱えることです。
「2×1=2、2×2=4…」
と真剣に計算し続けていると、怖いと感じる余裕がなくなります。
九九が終わったら、好きな食べ物を五十音順に思い浮かべたり、好きな曲を頭の中で再生したりするのも効果的です。
要は脳みそに別の仕事を与えてしまえば、恐怖が入り込む隙がなくなるのです。
落下中に、
「あ、いちごのショートケーキ食べたい」
と考えていたら、気づいたら終わっていた、ということが何度もありました。
難しいことは何も必要なく、乗る前に「何を考えるか?」だけ決めておけばすぐ実践できるので、ぜひ試してみてください。
怒りをエネルギーに変えて恐怖を消せ!
絶叫系が大の苦手という、30代男性の体験談です。
私はある日、「怖いと思うのが悔しい」という気持ちに気づきました。
そこで次に乗るときは、乗り込む瞬間から「絶対に怖がってやるもんか!」と自分に言い聞かせ、軽い怒りの状態を意図的に作ることにしました。
すると不思議なことに、落下の瞬間に「くそっ、来やがった!」という気持ちになり、怖さよりも闘志のようなものが湧いてきたのです。
恐怖と怒りは、脳の中で処理される回路が近いといわれており、怒りに変換することで怖さが薄れるのだと思います。
ただし、あまり本気で怒りすぎると乗り終えた後に疲れるので、ほどほどの「負けてたまるか!」精神がちょうどいいようです。
乗り終えた後のことだけを考えろ!
友人に誘われるたびに渋々乗ってきた、40代女性の体験談です。
私が実践しているのは、乗っている間は「終わったら何を食べようか」だけを考えることです。
「降りたらガーリックシュリンプを食べる」
「ポップコーンはキャラメルにしよう」
と具体的にメニューを思い浮かべていると、脳が終わった後の楽しみに向かっていきます。
乗り込む前から「終わったら絶対にあれを食べる!」と声に出して宣言しておくと、より効果的です。
恐怖は「これから何が起こるか?」という未来への不安から生まれます。
意識を「乗り終えた後」に飛ばしてしまえば、今この瞬間の怖さに集中する力が弱まります。
気づけば「あれ、もう終わった?」という感覚になることも多く、今では一番再現性の高い方法だと思っています。
ヤケクソになって流れに身を任せろ!
体が固まるタイプだという、20代女性の体験談です。
私は怖いと感じると、全身がガチガチに固まってしまうタイプです。
バーをしっかり握って踏ん張るという方法も試しましたが、力を入れれば入れるほど体が緊張して、浮遊感がより強く感じられてしまいました。
そこで逆に、落下の瞬間に全身の力をすべて抜いて、
「もうどうにでもなれ!」と
半ばヤケクソ気味に、体を委ねてみたのです。
すると、ふわっと体が浮く感覚はありましたが、衝撃として体に伝わる感じが明らかに減りました。
柔道の受け身と同じで、力を抜いて流れに乗る方が、体へのダメージが少ないのかもしれません。
「頑張って耐える」より「諦めて委ねる」の方が楽になることもある、という発見でした。
古舘みたいに自分を実況中継しろ!
心理学に興味があるという、30代男性の体験談です。
私が試したのは、乗っている間ずっと心の中で「自分を実況中継する」という方法です。
「今、上昇しています。暗いです。少し不安を感じています。落下しました。怖いです。でも続いています」※古舘伊知郎さんみたいに。
という具合に、起きていることと自分の感情を淡々と言葉にしていくのです。
これをやると不思議なことに、「怖い自分」と「怖さを観察している自分」が分離してくる感覚があります。
感情に飲み込まれるのではなく、少し引いたところから眺めるような状態になれるのです。
心理学的にはこれを「メタ認知」と呼びます。
難しく考えなくても「今の自分を実況するだけ」で、近い効果が得られます。
怖さが消えるわけではありませんが、怖さに支配されなくなる感覚が、私には合っていました。
立とうとすることで重力を相殺しろ!
絶叫系が苦手で、対策を調べ続けてきた40代女性の体験談です。
私がたどり着いた克服法は、「落下するときに、あえて立とうとする」というものです。
下降する方向とは逆に、自分の体に上向きの力を入れることで、落ちる感覚を打ち消すのです。
「目をつぶる」「上を向く」なども試しました。
しかし、目を閉じると周囲が見えずかえって不安が増し、上を向く姿勢は落下中に保つのが難しく感じました。
「立とうとする」という意識を持つと、体にかかる重力の感覚が緩和されて怖さを感じにくくなります。
今ではタワテラに乗るのが、楽しみになっています。
目を閉じて上を向き背筋を伸ばせ!
初回で大号泣した経験を持つ、30代女性の体験談です。
初めて乗ったとき、絶叫系にそれほど抵抗がないつもりだった・・・。
なのに、暗さと浮遊感に耐えられず、思わず大号泣してしまいました。
2回目の挑戦で試したのが、「目をつぶって上を向き、背筋を伸ばす」という方法です。
落下が始まると、どうしても体が縮こまって下を向きがちです。
しかし、意識して背筋をまっすぐにして上を向く姿勢をとったところ、不思議なほど恐怖を感じなくなりました。
1回目に感じたお腹への圧迫感や内臓が浮くような不快感が、2回目はほとんどありませんでした。
上を向いて姿勢を正すことで、落下の衝撃が分散されたのかもしれません。
事前に他の絶叫系で慣らしておけ!
気づけば10回以上乗っていた、30代女性の体験談です。
「目をつぶる」方法は多少の効果はあります。
とは言え、初めて乗る方がいきなり目を閉じると、今が上昇中なのか下降中なのかが分からず、かえって不安が増すこともあります。
タワテラの動作パターンは、比較的シンプル。
何度か乗って動きに慣れてから、目を閉じる方が良いと思います。
最初の落下は安心した瞬間にいきなり来るので、事前にYouTubeなどで落下のタイミングを確認しておくだけでも、心構えが変わります。
またスプラッシュ・マウンテンや、センター・オブ・ジ・アースなどで事前に落下の感覚に体を慣らしておくと、タワテラへの恐怖がかなり抑えられます。
我慢せずに大声で思いきり叫べ!
今やタワテラがお気に入りになった、20代女性の体験談です。
初めて乗ったとき、怖さを軽減しようと「目をつぶる」を試しました。
でも、これはやめておいた方が良かったです。
なぜなら、視界が真っ暗になってかえって想像力が働き、ますます怖くなってしまったからです。
当時の私は恐怖をこらえようとして、呼吸を止めて無言のまま必死に耐えていました。
友人に「もっと声を出して楽しんでみたら?」と言われ、思いきり大声で叫んでみたところ、怖さよりも笑いが込み上げてきたのです。
その体験をきっかけに「タワテラって怖いけど楽しい」と思えるようになり、今では怖いという気持ちはほとんどありません。
私にとって一番効果があった克服法は、「声を出すこと」でした。
バーをしっかり握って足を踏ん張れ!
落下系が苦手な、30代女性の体験談です。
タワテラの高さは38mと、数字だけ見ればそれほど高くはありません。
しかし、さすがはディズニー。
突然の上下動や横揺れなどの演出によって「いつ終わるんだろう?」という不安とともに、じわじわと恐怖を感じさせられるのが特徴です。
私はスピード感のあるアトラクションは、平気です。
が、落下系はどうにも苦手で、タワテラはディズニーシーの中でも一番怖いと感じています。
それでもグループで行ったときに一人だけ「乗らない」とは言いづらく、何度か挑戦するうちに「こうすれば怖くない」と感じるコツを掴むことができました。
「目をつぶる」という方法は、確かに効果がありました。
タワテラは、光の演出や暗闇の演出が恐怖を引き立てているので、視覚情報を遮断すると少し恐怖が和らぎます。
一方、「上を向く」という方法は、私にはあまり効果を感じませんでした。
むしろ写真撮影のタイミングで一人だけ上を向いていると、恥ずかしく感じてしまいます。
そして私が見つけた一番効果的な方法が、「バーを両手でしっかり握る」ことです。
手に力を込めて体を座席に押しつけるようにすると、浮遊感がかなり軽減されました。
さらに足をしっかり踏ん張ると、より効果的。
この2つを意識するだけで、あの独特の恐怖感がかなり和らぎました。
写真撮影のタイミングをあらかじめ把握しておき、そのときだけリラックスして笑顔を作るのもおすすめです。
何度乗っても「怖いものは怖い」理由
ここまでの体験談を読んで、「自分は何度乗っても全然慣れない…」と思った方もいるかもしれません。
実はタワテラは、繰り返し乗っても怖さが消えにくいアトラクションとして知られています。
その最大の理由は、落下のタイミングが読めないことです。
タワテラにはA・B・Cの3つのコースがあり、どのコースになるかはランダムで案内されます。
コースによって上昇と下降のパターンが異なるため、何度乗っても「次はいつ落ちるのか」が予測できない状態が続きます。
人間の脳は「予測できない恐怖」に対して、特に強く反応します。
同じ高さから落ちるジェットコースターより、タワテラの方が怖く感じる人が多いのは、このランダム性が恐怖を維持し続けるからだと考えられます。
つまり、「何度乗っても怖い」のは意志の弱さではなく、ディズニーが意図的に設計した仕組みの結果なのです。
慣れないことを責める必要はありません。
むしろ、「このアトラクションの設計が優れているから怖い」と捉え直すと、少し気持ちが楽になるのではないでしょうか。
怖さを「楽しむ技術」を身につける
タワテラの怖さを完全になくすことは、正直なところ難しいかもしれません。
しかし、怖さとの向き合い方を変えることで、同じ体験がまったく別のものになります。
「怖い=嫌なもの」という前提を外して、「怖さを感じている自分を観察する」という視点を持ってみてください。
・心拍数が上がる感覚
・手に汗をかく感覚
・暗闇の中で息をひそめる感覚
これらを「嫌な体験」としてではなく、「今この瞬間に集中している状態」として受け取るのです。
スポーツ心理学では、このような状態を「覚醒」と呼び、パフォーマンスを高める要素として扱います。
つまり、怖さと興奮は脳の処理としては、非常に近い状態にあります。
「これは恐怖だ」と判断した瞬間に怖くなり、「これは興奮だ」と判断した瞬間に楽しくなる。
その切り替えは、意識次第で可能です。
乗る前に「この怖さを味わいに来た」と口に出して言ってみるだけでも、脳への信号が変わります。
タワテラが怖くて当然なのは、それだけ優れた恐怖体験として設計されているからです。
その怖さを「克服すべき敵」ではなく「楽しむべき演出」として迎えに行きましょう。
そんな乗り方を、ぜひ一度試してみてください。
まとめ:タワテラは心理的な恐怖演出が怖い
今回、さまざまな体験談からタワー・オブ・テラーの克服法を見てきました。
やはりこのアトラクションは本気で怖い、ということが改めてわかりましたよね。
ガチ泣きした人や本気で震えた人など、皆さんかなりの恐怖体験をされています。
数値的に見れば、タワテラの高さや落下速度は、他のジェットコースターと比べて控えめ。
それにもかかわらず、絶叫系に強い人ですら「怖い」と口にするのは、「心理的な恐怖演出」が極めてうまくできているからです。
シーを歩いているだけで、タワテラの方向から絶えず「ひゃ~」という悲鳴が聞こえてきます。
搭乗前に流されるストーリームービーで不安を煽られ、暗闇での乗車によって視覚的な安心感も奪われます。
さらにコースのランダム性が「次はいつ落ちるか・・・」という、予測不能な恐怖を維持し続けます。
こうした演出の積み重ねが、他の絶叫マシンとは一線を画す体験を生み出しているのです。
私なりの結論は、
「必要以上に怖がらないこと」
「怖さそのものを楽しむ準備をすること」
の両立が、タワテラの一番の攻略法だと思います。
ちなみに「タワー・オブ・テラー(Tower of Terror)」の”Terror”は「恐怖」という意味です。
まさに「恐怖の塔」という名前にふさわしいアトラクションですが、だからこそ乗り終えた後の達成感もひとしおです。

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