簡単って聞いてたのに落ちた…マジか…。
そう思っている人、実はかなり多いんです。
FP3級は、合格率が高い資格として有名。
ですが!
だからこそ「油断して落ちた」「なぜ落ちたかわからない」という声があとを絶ちません。
この記事では、FP3級に落ちる人に共通している勉強パターンと、次の試験で確実に合格するための対策をまとめています。
受験団体の選び方から、一部合格制度の活用法まで、他ではあまり触れられていない内容も含めて解説していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
合格率は団体によって大きく違う
「FP3級の合格率は約80%!」
という情報を見たことがある方は多いと思います。
ただ、これは日本FP協会で受験した場合の数字です。
FP3級の試験は、「日本FP協会」と「金融財政事情研究会(きんざい)」の2つの団体が実施しており、双方では合格率が大きく異なります。
まず、ここが初めの大きな落とし穴です。
日本FP協会の合格率は85%
日本FP協会の場合、学科試験・実技試験ともに、合格率は85%前後で推移しています。
2024年10月〜2025年2月の結果では、学科が85.4%、実技が85.6%でした。
100人受ければ85人が受かる計算なので、しっかりベンキョーすれば受かりやすい試験です。
10人なら8~9人は合格する。
つまり、残り1人は落ちる・・・それはアナタかも…??
きんざいの合格率は半分以下
問題は、きんざいで受験した場合です。
同じ期間のきんざい学科試験の合格率は49.61%と、ほぼ2人に1人が落ちています。
意外とムズイ…。
さらに実技の「保険顧客資産相談業務」は46.76%と、半分以上が不合格になっています。
「FP3級は合格率80%だから余裕っしょ」
と思って受験したのに、きんざい受けてで落ちた…という人は、この数字のギャップに気づいていなかったケースが多いです。
初めて受ける方は、合格率が高い日本FP協会での受験を選ぶのが無難です。
どちらも取得できる資格は同じ
「日本FP協会」と「きんざい」の2つでは、取得できる資格も受験費用も同じです。
合格率はFP協会の方が高めですが、きんざいは出題が難しい分、合格後の知識の定着度が高いという側面もあります。
どちらが有利・不利とは、一概には言えません。
なので、とりあえず合格だけを目指すなら、日本FP協会。
2級挑戦や実務で活かしたいなら、きんざい。
という選び方が良いでしょう。
FP3級に落ちる人の特徴6つ
落ちた理由は、能力の問題ではなく、勉強の進め方にあることがほとんどです。
よくあるパターンを6つ紹介します。
合格率が高いからと油断した
落ちる人の中でもっとも多いのが、このパターンです。
「FP3級は誰でも受かる」
「直前に少し勉強すれば大丈夫」
ネット情報を信じて、準備不足のまま本番を迎えてしまいます。
確かに合格率は高いです。
が!
FP3級はライフプランニング・税金・保険・不動産・相続など、6つの分野にわたる幅広い知識が求められる試験です。
知識ゼロの状態でノー勉で挑むと、まず合格できません。
っていうかム~リ~。
選択式なのでランダムに答えれば、理論上は25点ほど取れる計算です。
しかし、合格ラインは学科36点(60点満点)。
残り11点を実力で取らなければならないので、「なんとかなる」は通用しないんです。
テキストを丸暗記して満足する
次に多いのが、インプットだけで勉強を終えてしまうパターンです。
テキストを丁寧に読み込んで「ヨッシャー、頭に入った!」と思っても、いざ問題を解いてみると全然解けない…という経験をした人は多いはずです。
FP試験で問われるのは「知っているか?」だけでなく、「知識を使って問題を解けるか?」です。
数字から計算して答えを導く問題があるので、数学的な能力が求められます。
ファイナンシャル=金融、という意味なので、当然、数字は絶対に出てきますよ。
「え?ワタシ、数字が苦手…」
と言う人は、そもそも入り口を間違えています。
なので、FP試験は単に丸暗記ではダメですね、通用しませーん!
1,000ページ近い分厚いテキストをひたすら読み続けるだけでは、時間をかけたわりに得点力はなかなか伸びないのです。
テキストを1章読んだらすぐに問題を解く、というサイクルで進めていくのが合格への近道です。
過去問を解いただけで復習しない
過去問を3年分解いて点数をつけて、「やった」と満足してしまう人も落ちやすいです。
過去問は採点して終わりではなく、間違えた問題をつぶしていく作業がメインです。
解けた問題なんかどうでもいいんです、もうできるので。
重要なのは解けなかった問題を、いかに解けるようになるか?です。
これはFP試験に限らず、ベンキョーすべてに言えることだと思います。
FP3級は過去問と似た問題が、繰り返し出題される試験。
なので、解き直しの回数が合否を分けます。
「前にも見たことある問題だ」と感じるくらいまで回せれば、合格はかなり近くなります。
苦手分野を諦めて捨ててしまう
得意な分野や、勉強していて楽しい分野ばかり時間をかけてしまい、苦手分野を放置するのも落ちる人の典型パターンです。
FP3級試験は「足切り」はないものの、6分野すべてでバランスよく得点する必要があります。
「相続と不動産は苦手だから、この分野は捨ててしまおう」
と思っていると、その分野で大きく失点して合格点に届かない…、というケースが実際に起きています。
過去問で正答率が低かった分野を記録して、そこに重点的に時間を割くのが正解です。
各分野には、ボーナス的な「点取り問題」があります。
これを不正解では、ライバルに勝てません。
苦手分野でも、最低限の知識問題ぐらいは取れないと、アナタの合格は地平線より遠いでしょう。
捨てていい分野なんかないですよ。
それに仮に合格しても、
「ワタシ、FP3級持ってるけど、相続のことはサッパリわかりませーん」
じゃ、恥ずかしいですよね?
勉強計画を立てずにスタートした
試験日から逆算した計画がないまま、なんとなく勉強を始めてしまう人も落ちやすいです。
FP3級の合格に必要な勉強時間は、一般的に80〜150時間といわれています。
もちろん、個人差はありますよ。
社会人なら毎日1〜2時間確保するとして、2〜3ヶ月は必要。
計画なしに始めると、直前期になっても全分野を終えられていない…ピーンチ!という事態が起こります。
試験日を決めたら、まず全体のスケジュールを組むことが大切です。
暗記頼りで理解が追いついてない
数字や用語を丸暗記するだけの勉強法も、長続きしません。
FP3級の試験範囲は広いので、すべてを暗記しようとすると、膨大な量になるからです。
「なぜその制度がこの数字なのか?」という、背景を理解することが大切。
法律は何か理由があるから、制定されるわけです。
この「何か」を知れば、理解度が深まります。
そうすれば細かい数字を忘れても、知識のつながりで答えを導き出せるようになります。
理解して覚えた知識は忘れにくく、応用問題にも対応しやすくなります。
まずは自分に合ったテキストを見つける
「ちゃんと勉強したのになぜ落ちたのか?」と悩んでいる方は、勉強の方法自体に問題があった可能性があります。
特に陥りやすいのが、テキストの選び方のミスです。
試験まで1ヶ月しかない状態で、1,000ページ近い分厚いテキストを選んでしまうと、試験当日までに読み終わりません。
逆に、極端に薄いテキスト1冊だけでは、試験に必要な内容が網羅されていないです。
自分の残り時間と、学習スタイルに合ったテキストを選ぶことが、遠回りに見えて一番の近道です。
また「いろいろ比べたい」と複数のテキストを買ってしまうと、どれも中途半端になりがちです。
テキストは1冊、問題集は1冊を繰り返しやり込む方が、バラバラに複数冊こなすよりずっと効果的です。
各テキストには特徴がありますので、自分に合ったテキストを見つけるのが、合格への第一歩と言えます。
時間の使い方が合否を大きく分ける
落ちた理由が「勉強法の問題」ではなく「そもそも時間が取れなかった」という方も多いはずです。
特に育児中のパパ・ママや、残業が多い社会人は、「まとまった勉強時間を作ろう」と思っても、なかなか実行できません。
仕事終わりに1時間勉強するつもりが、「疲れてもうムリ…」という日も当然ありますからね。
スキマ時間の5分を積み重ねる
電車の中やちょっとした待ち時間など、日常のスキマ時間を使えば、1日1〜2時間の学習時間を積み上げることは十分可能です。
スマホアプリの一問一答で、アウトプット。
そして、YouTube動画でインプットする、というサイクルを日常に組み込むと、机に向かう時間がなくても着実に力がついていきます。
私のスキマ時間の使い方と言えば、
・トイレ(大)中にスマホで勉強(但し、痔になるリスクあり)
・食事中もスマホで勉強(但し、消化不良になるリスクあり)
・仕事中にスマホで勉強(但し、懲戒処分になるリスクあり)
とかです。
こうした5分10分の日々の積み重ねが、数か月になると大きな差となって現れるのです。
でも、スキマ時間って集中力がない状態だから、勉強効率としては悪いんですよね。
単に見ているだけ(眺めているだけ)で、脳がしっかりと理解していない状態です。
やはり、静かな環境である程度、まとまった時間で勉強するのが効率が良いと言えます。
「時間がない」という言い訳するな
FP3級は年3回試験があります。
不合格がわかった時点から次の試験日を調べて、逆算してスケジュールを組み直しましょう。
4ヶ月あれば、毎日30分でも120時間以上の勉強時間が確保できます。
とは言え、ぶっちゃけ「時間がない!」という大半の人は「言い訳」なんですけどね。
こういう人に限って・・・
ショート動画で時間を溶かしています。
毎晩、飲みに行っています。
休日はパチンコに行っています。
アナタ、心当たりありますよね?
世の中、「平等だ!」と言われても、実際は不平等です。
色んな格差があり、いろんな差別もある。
しかし!
唯一、誰もが平等なのが「時間」なんです!
だから「タイムイズマニー」っていうわけです。
今日1日の24時間、どう使いますか?
あなたがショート動画で時間を溶かしている間に、ライバルは着々と勉強を進めていますよ。
時間の使い方が下手な人は、人生そのものがうまく行かない傾向にありますね。
FP3級に落ちると恥ずかしいよ…
FP3級に落ちると「恥ずかしい」と感じる方が多いようです。
合格率が高い資格だからこそ、落ちた時の精神的ダメージは大きいですからね。
でも、冷静に数字を見てください。
日本FP協会の場合でも、100人に15人は不合格です。
きんざいなら2人に1人が落ちています。
受験者数が多いFP試験では、毎年数万人規模で不合格者が出ているのが現実です。
う~ん、でも合格率85%のFP3級ごときに落ちるようでは、そもそもFP3級以前に、試験そのものに向いていないかもしれません。
85%で落ちるって、試験ナメてますよね?
ふつうに考えて、恥ずかしいです。
落ちたら恥ずかしいので、必死で勉強するハズですよ、普通の人は。
落ちる人は、たぶんFPの適性が低い方と思われるので、別の道を探した方がイイと思います。
人には得手不得手がありますので、わざわざ苦手な分野に挑戦する必要はないですから。
とは言え、不合格の経験は、自分の弱点をはっきりさせてくれる機会でもあります。
・どの分野で点数が取れなかったか?
・過去問の練習が足りなかったのか?
・次の試験までに何を変えるのか?
が見えてくるからです。
1回落ちてから対策を立て直した人の多くが、次の試験で合格しています。
失敗した経験を反省し、そこから何を学ぶかで人は大きく成長します。
さすがに合格率85%を、2回連続で落とせませんからね。
ある意味、1回目よりもプレッシャーが高いです。
落ちないかどうかのプレッシャーの方が大きい
FP3級に落ちた人の多くは、能力の問題ではなく、準備の仕方に問題がありました。
油断・インプット偏重・過去問の復習不足・苦手分野の放置。
これらは全部、やり方を変えればすぐに改善できます。
また、受験団体の選び方ひとつで合格率が大きく変わることも、今回知っておいて欲しかった内容です。
「次こそ受かりたい」という気持ちがあるなら、まずは不合格になった分野を確認して、今日から少しずつ対策を始めてみてください。
FP3級は正しい方法で勉強すれば、必ず合格できる試験です。
焦らず、一歩ずつ前に進んでいきましょう。
まあ、受かるかどうかのプレッシャーより、落ちないかどうかのプレッシャーの方が大きいですけどね。

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